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こんにちは。長野県松本市メルク英語教室の林です。


今年は通信制大学に通うスタッフが加わり、教室運営に新しい風が吹いています。身近に「学びの多様性」を体感できることは、とても心強いことです。


日本経済新聞(2025年8月27日付)の報道によれば、通信制高校に通う生徒は30万人を超え、全体の1割近くに達したそうです。


不登校の増加や学校数の拡大が背景にあり、学び方のスタイルが大きく変化していることがわかります。

日本経済新聞 2025年8月27日の記事
日本経済新聞 2025年8月27日の記事


ただし、記事でも指摘されているように、新設校が急増する一方で不適切な運営が問題視された例もあり、「学びの質の保証」という課題は残されています。それでも、多様な選択肢が用意されること自体は、学びをあきらめないための大切な基盤だと思います。


「通信制」というと、まだ「病気やいじめが原因では?」と誤解されることがあります。


しかし実際には、進路選択のひとつとして、自分に合ったスタイルを選んでいる人が多いのです。社会人が通信制大学で学び直し、キャリアアップやキャリアチェンジを果たした事例も数多くあります。


自動車教習所の学科科目がオンライン化されたように、学びの場はますます柔軟に設計されるようになっています。 


時間や場所の制約にとらわれず、自分らしいペースで学べる仕組みは、人々のウェルビーイングを高めるものとして定着しつつあるのです。


これからも「学びのかたち」は多様化していきます。私たちも教室運営を通じて、一人ひとりに合った学びを応援していきたいと思います。




📖 出典:日本経済新聞「通信制高校の生徒30万人超え、全体の1割近くに 不登校増を背景に」(2025年8月27日)


松本市 メルク英語教室
松本市 メルク英語教室


 
 

こんにちは。メルク英語教室の林です。


2025年8月18日付の 日本経済新聞 に、子どもの学力に関する少し気になる記事が掲載されていました。(新聞記事は著作権の関係上添付できませんが)



🕒 家庭学習時間の減少


記事によると、平日の家庭学習時間が「1時間未満」の小中学生が 4割を超えている そうです。


さらに「家庭の蔵書数」と「読解力」には明確な関係があり、本が100冊以上ある家庭の子どもと、50冊未満の家庭の子どもでは平均点に20点近い差 があることも示されていました。

英語の多読と読書
英語の多読と読書で語彙力と読解力を磨く

つまり、勉強時間や本に触れる機会が少ないと、子どもの知的な土台そのものが弱くなってしまう、ということです。


今回の調査結果は小学生に関するものでしたが、教室で指導をしていると、中・高生にも同じ傾向があると感じています。



👨‍👩‍👧 「勉強しなさい」と言うより大切なこと


ご家庭で「宿題やったの?」「机に向かいなさい」と声をかけるのは、保護者にとって日常のことだと思います。けれど、なかなかうまくいかず、親子で気まずくなってしまうこともありますよね。


この記事を読んで改めて感じたのは、家庭での“声かけ”よりも、学べる環境を整えてあげること の方が大切だということです。


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  • 🏫 家で集中できないなら、外に「学びの場」を持たせる

  • 📕 本をたくさん買えなくても、図書館や読書の習慣をつくる

  • 🪑 強制するより、自然に机に向かえる仕組みを考える

保護者ができることは、必ずしも家庭ですべてを抱えることではないのです。




⚠️ 放っておくとどうなる?


もし家庭学習の減少や読書不足を放置したら――

  • 📉 基礎学力の遅れがどんどん広がる

  • 📖 読解力や思考力が弱まり、他の教科の理解にも影響が出る

  • 🎓 将来の進学や進路の選択肢が限られてしまう

記事の中でも「知性そのものが危機に直面している」という表現がありました。これは、点数の上下を超えた大きな課題だと感じます。



💪 親の行動力が子どもを救う


子どもの未来を守るのに必要なのは、完璧なサポートではありません。むしろ大切なのは、「学びに触れられる場を確保する」親の行動力 です。


家庭と学びの場、それぞれが役割を分け合い、子どもを支える。これが、親も子どもも無理をしすぎない、ちょうど良い形なのだと思います。



✅ 保護者ができること:チェックリスト


こちらに保護者の皆さんが取り組めるチェックリストを3つ用意しました。


📖 家で勉強が進まない   ➡ 学びの場を用意していますか?(はい・いいえ)


📕 本に触れる機会がない   ➡ お子さんが本に触れる環境、機会、時間はありますか?(図書館・読書時間)  (はい・いいえ)


🪑 勉強しなさいと叱ってしまう   ➡ 強制よりも習慣化のための、自然に机に向かえる仕組みがありますか?(はい・いいえ)


子どもの学びは、親の「問いかけ」から始まります。叱るのではなく、環境を整えることがとても大切です。


勉強が進まないなら「どこで学ぶか」を見直し、本に触れる機会を日常の中に差し込みましょう。そして、自然に机に向かえる習慣がつけば、子どもは自ら学ぶ姿勢を身につけていきます。



💻 デジタル機器との付き合い方


メルク英語教室では、タブレットとOxford Reading Clubを活用した多読やタイピング学習を取り入れています。また、プログラミング教室では独自の動画教材を活用して、パソコンでの学習も進めています。


Oxford Reading Club
洋書絵本の多読

📱 デジタル機器は今後の社会で不可欠なツールです。だからこそ「使わせない」のではなく、「どう付き合うか」 を親子で話し合い、ルールを決めることが大切です。


🎮 学びに役立つゲームやアプリを上手に活用することで、遊びながら学べる環境も作ることができます。



🌟 おわりに


「学力低下」というニュースは、不安に聞こえるかもしれません。でも裏を返せば、保護者の小さな工夫や行動で、子どもの学びを支えることは十分に可能です。


  • ✨ 勉強を「やらせる」のではなく、自然に学べる環境を用意してあげる

  • 🤝 保護者自身がサポートするのが難しければ、周りの家族やサービスも活用する

  • 🔄 変化する時代に合わせて、現代の子どもたちに合った学びを推進する

保護者が変化する時代に向き合いながら積極的に対応することで、子どもたちにとっての将来の安心につながるはずです。


 
 

はじめに:寄り添い続ける命と、巣立つ命



ペットは生涯、飼い主に寄り添って暮らします。


人の子は、成長とともに自分の考えで選び行動できるようになり、やがて親から巣立ちます。


この違いが、育て方や子育てのヒントにも表れます。


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「従順な子」の安心感と落とし穴


親の言うことをよく聞く子は、見ていて安心できます。


「素直でいい子だね」と周囲からも褒められ、その姿を守りたくなります。


しかし、安心感だけに頼ってしまうと、将来の変化や困難に直面したとき、自分の力で道を切り開くのが難しくなることがあります。


ここに主体性の育て方という視点が必要です。

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ペットは「そばにいること」が幸せ



犬や猫は、飼い主の存在を軸に暮らします。


ごはんも、散歩も、安心できる場所も、すべてが飼い主と結びついています。


そのため、飼い主の言葉や行動に素直に反応することが、生きる力になります。



子どもは「離れること」で育つ



人の子は少しずつ自分で判断する経験を積み、やがて親元を離れます。


小さな選択(洋服を選ぶ、遊ぶ場所を決める)から始まり、進学や就職など人生の大きな決断も自ら行います。


この過程では、親の考えと異なる選択をすることもありますが、それは自立する子どもに成長するための大切な一歩です。

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従順さと主体性は両立できる



「従順さ」と「主体性」は、相反するものではありません。


親の意見を尊重しつつ、自分の意見を持ち、それを行動に移せる力は、社会で生き抜くための大きな武器となります。


これは日々の関わりの中でできる子育てのヒントのひとつです。

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学びにおける「従順」と「自立」のバランス




英語学習



  • 従順型:宿題や指示を正しくこなす力があり、基礎は固まる。

  • 自立型:自分で調べ、会話の機会を作るなど、実践的な力を伸ばせる。


    ➡ 両方の力を組み合わせることで、試験にも実用にも強くなる。




プログラミング



  • 従順型:教材通りにコードを書くことで基本文法を習得。

  • 自立型:エラーの原因を自分で探し、解決法を試すことで応用力が育つ。


    ➡ 自走できるプログラマーは、指示待ちではなく問題解決型。




受験勉強



  • 従順型:計画的に課題をこなし、基礎固めが得意。

  • 自立型:模試結果を分析して自ら学習法を改善できる。


    ➡ 合格には、基礎を守る従順さと戦略を立てる主体性の両方が必要。


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最後に伝えたいこと:しなやかな自立を育てるために



ペットはずっと飼い主のそばにいるからこそ、従順さや依存の中で幸せを感じます。

人の子は、やがて親の元を離れるからこそ、自分で考え行動する力が必要です。


親としてできることは、安全な土台を用意し、その上で自由に挑戦し、失敗し、また立ち上がる経験を積ませること。

それが、主体性のある、自立した子どもを育てる最良の方法です。

 
 
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