「学力低下のニュースから考える ― 子どもの学びをどう守る?」
- MELC 英語教室
- 5 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは。メルク英語教室の林です。
2025年8月18日付の 日本経済新聞 に、子どもの学力に関する少し気になる記事が掲載されていました。(新聞記事は著作権の関係上添付できませんが)
🕒 家庭学習時間の減少
記事によると、平日の家庭学習時間が「1時間未満」の小中学生が 4割を超えている そうです。
さらに「家庭の蔵書数」と「読解力」には明確な関係があり、本が100冊以上ある家庭の子どもと、50冊未満の家庭の子どもでは平均点に20点近い差 があることも示されていました。

つまり、勉強時間や本に触れる機会が少ないと、子どもの知的な土台そのものが弱くなってしまう、ということです。
今回の調査結果は小学生に関するものでしたが、教室で指導をしていると、中・高生にも同じ傾向があると感じています。
👨👩👧 「勉強しなさい」と言うより大切なこと
ご家庭で「宿題やったの?」「机に向かいなさい」と声をかけるのは、保護者にとって日常のことだと思います。けれど、なかなかうまくいかず、親子で気まずくなってしまうこともありますよね。
この記事を読んで改めて感じたのは、家庭での“声かけ”よりも、学べる環境を整えてあげること の方が大切だということです。

🏫 家で集中できないなら、外に「学びの場」を持たせる
📕 本をたくさん買えなくても、図書館や読書の習慣をつくる
🪑 強制するより、自然に机に向かえる仕組みを考える
保護者ができることは、必ずしも家庭ですべてを抱えることではないのです。
⚠️ 放っておくとどうなる?
もし家庭学習の減少や読書不足を放置したら――
📉 基礎学力の遅れがどんどん広がる
📖 読解力や思考力が弱まり、他の教科の理解にも影響が出る
🎓 将来の進学や進路の選択肢が限られてしまう
記事の中でも「知性そのものが危機に直面している」という表現がありました。これは、点数の上下を超えた大きな課題だと感じます。
💪 親の行動力が子どもを救う
子どもの未来を守るのに必要なのは、完璧なサポートではありません。むしろ大切なのは、「学びに触れられる場を確保する」親の行動力 です。
家庭と学びの場、それぞれが役割を分け合い、子どもを支える。これが、親も子どもも無理をしすぎない、ちょうど良い形なのだと思います。
✅ 保護者ができること:チェックリスト
こちらに保護者の皆さんが取り組めるチェックリストを3つ用意しました。
📖 家で勉強が進まない ➡ 学びの場を用意していますか?(はい・いいえ)
📕 本に触れる機会がない ➡ お子さんが本に触れる環境、機会、時間はありますか?(図書館・読書時間) (はい・いいえ)
🪑 勉強しなさいと叱ってしまう ➡ 強制よりも習慣化のための、自然に机に向かえる仕組みがありますか?(はい・いいえ)
子どもの学びは、親の「問いかけ」から始まります。叱るのではなく、環境を整えることがとても大切です。
勉強が進まないなら「どこで学ぶか」を見直し、本に触れる機会を日常の中に差し込みましょう。そして、自然に机に向かえる習慣がつけば、子どもは自ら学ぶ姿勢を身につけていきます。
💻 デジタル機器との付き合い方
メルク英語教室では、タブレットとOxford Reading Clubを活用した多読やタイピング学習を取り入れています。また、プログラミング教室では独自の動画教材を活用して、パソコンでの学習も進めています。

📱 デジタル機器は今後の社会で不可欠なツールです。だからこそ「使わせない」のではなく、「どう付き合うか」 を親子で話し合い、ルールを決めることが大切です。
🎮 学びに役立つゲームやアプリを上手に活用することで、遊びながら学べる環境も作ることができます。
🌟 おわりに
「学力低下」というニュースは、不安に聞こえるかもしれません。でも裏を返せば、保護者の小さな工夫や行動で、子どもの学びを支えることは十分に可能です。
✨ 勉強を「やらせる」のではなく、自然に学べる環境を用意してあげる
🤝 保護者自身がサポートするのが難しければ、周りの家族やサービスも活用する
🔄 変化する時代に合わせて、現代の子どもたちに合った学びを推進する
保護者が変化する時代に向き合いながら積極的に対応することで、子どもたちにとっての将来の安心につながるはずです。
記事へのリンク(会員制の有料記事です)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD06CSM0W5A800C2000000/
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