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変わる社会・変わる働き方・子供たちの未来②: ふるさとで叶える、多様なキャリアのかたち

更新日:2 日前


「エンタメと農業」ふたつの夢を両立する未来へ 〜松本で育った子どもたちに今、伝えたいこと〜


先日、元関ジャニ∞の村上信五さんが、自身の故郷である関西地方で「シャインマスカット」の栽培に携わっているというニュースを目にしました。エンターテイメント業界で活躍してきた彼が、故郷で農業に関わるという新たな挑戦に、私はとても共感を覚えました。

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私の子供も同じように、エンターテインメント関連の世界に身を置きながら、「将来は田舎に戻り、農業にも携わりたい」と夢を語っています。都会で挑戦することと、ふるさとで生きることこのふたつを天秤にかけるのではなく、両方を大切にしたいという想いが、今、少しずつ広がってきているように感じています。



農業だけで生計を立てる難しさと、その可能性



農業だけで生計を立てることが、いかに難しいかは誰もが知っています。人手不足や、気候変動、販路の確保など、課題は山積みです。それでも、農業の可能性はまだまだ広がっていると感じています。


近年では、品種改良やICT(スマート農業)、6次産業化など、農業と他の産業を掛け合わせた新しい形の働き方が増えてきました。農業をサイドビジネスとして取り入れる、あるいは地方に住みながら都市部の仕事をリモートで行う——そのような“ハイブリッドな働き方”が、これからの時代にはますます求められるのかもしれません。



松本で育った子どもたちの「根っこ」



松本市で育った子どもたちの多くは、祖父母や親戚が農業に関わっていたり、家庭菜園で作物を育てたりと、自然とのつながりを感じて育っています。その「根っこ」が、将来の大きな支えとなるのではないかと感じています。


松本一本ネギの栽培から収穫を体験
松本一本ネギの栽培から収穫を体験

松本一本ネギの栽培から収穫を体験(筑摩小)


都会に出て行ったとしても、地元に戻って暮らしたいという気持ちは、松本で育った子どもたちにとって強いものがあると思います。農業のように「自然と共に生きる仕事」に魅力を感じる若者も、確実に増えてきています。しかし、その夢を現実の選択肢として描けるかどうかが大きな鍵となります。



子どもたちが“ふたつの夢”を実現するために



エンターテインメントやIT、ビジネスなど、都会でしかできないと思われていた仕事も、今では地方にいながら関わることができる時代です。そして、農業や林業のような「地域に根ざした仕事」も、テクノロジーを使い、柔軟な働き方を可能にする時代が到来しています。


親としてできることは、「どちらかを選ぶのではなく、両方の夢を実現できるかもしれないよ」と子どもたちに伝えること。そして、その実現に向けて、どうサポートしていけるかを共に考えていくことだと思います。


今の時代、必要なのは“多拠点で生きる”や“複線的なキャリア”です。ふるさとの土に触れ、地域を愛しながら、世界とつながる子どもたちを応援したい。そのためには、教育やキャリア支援、地域づくりのサポートが重要です




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未来を見据えて、今できることを



このブログでは、「ふるさとと未来をつなぐ働き方」や「地方にある可能性」などをテーマに、保護者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。ぜひ、皆さんのご意見やアイデアをお聞かせください。


子どもたちの未来が、もっと自由で、もっと豊かになるように、親世代にも考えること、やるべきことがまだまだたくさんあります。

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