なぜ今、小学生の学力に差がつきやすくなっているのか ― 今、松本市の保護者に伝えたいこと
- MELC 英語教室
- 3 日前
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更新日:21 時間前
こんにちは。長野県松本市のメルク英語教室・個別教室・プログラミング教室の林です。
最近、小学生の学力や学習への取り組み方について、教室の現場でも肌で感じることが増えてきました。「以前の子どもたちと、何かが違う気がする……」という感覚は、日々子どもたちと向き合う先生や保護者の皆様も、薄々持ち始めているのではないでしょうか。
その背景には、単純な「子どもたちの勉強不足」ではなく、社会や教育環境全体の変化が深く関わっています。今回は、その要因を一つひとつ整理し、いま私たち大人にできることを考えてみたいと思います。
1. 宿題がなくなった小学校では、学力格差が広がっている
ここ数年で、宿題を出さない、あるいは大幅に減らす方針の小学校が増えています。「自主性を育てる」「家庭の事情に配慮する」という意図はよくわかります。しかし現実として、自分から学習計画を立てて机に向かえる小学生はごく少数です。
先日、松本市東部から算数の体験に来た5年生のお子さんが、小数点の掛け算にひどく苦労していました。原因はすぐわかりました。学校の授業で一度習っただけで、その後まったく練習していなかったのです。
「わかった」と「できる」は別物です。計算や漢字は、何度も繰り返すことで初めて脳に定着します。
宿題という「外からの習慣づけ」がなくなったとき、家庭での学習時間はどうなったか。教室に来る子どもたちを見ていると、その差ははっきりしています。毎日少しでも勉強する習慣を持つ子と、まったく持たない子の二極化が、以前より急速に進んでいると感じます。
2. 「家庭学習は家庭で」がもたらす格差
学校が家庭学習を各家庭に任せるようになったことで、保護者の関わり方や環境の違いが、そのまま学力差につながりやすい構造になっています。
しかしこれは、保護者の皆様の意識や努力の問題ではありません。共働き世帯が増え、日々の生活を送るだけでも忙しいなか、毎日つきっきりで勉強を見るのは物理的に困難です。サポートの仕組み自体が「家庭任せ」に変わってしまったことこそが、格差を広げているのです。
だからこそ、学校と家庭だけでなく、私たちのような「教室」という第3の場が連携して子どもたちの学びを支える仕組みが、今の時代には必要だと強く感じています。
3. コロナ禍が子どもたちの学習習慣に残したもの
コロナ禍の数年間、学校の休校や授業の短縮、行事の中止が相次ぎました。あの時期に幼児期や小学校低学年を過ごした子どもたちは、いま高学年や中学生を迎えています。
「読む・書く・計算する」という基礎的な学習リズムが形成される最も大切な時期に、生活の土台が大きく乱れました。そのときに生じたわずかな遅れや「学習の穴」が、学年が上がるにつれて少しずつ表面化してきています。
コロナ禍という非日常は去りましたが、子どもたちの学力形成への影響は、現在進行形でまだ続いていると現場の感覚として強く実感しています。
この感覚はデータにも裏付けられています。国立教育政策研究所が2025年7月に公表した令和7年度全国学力・学習状況調査では、小・中学生の学校外での勉強時間が令和3年度以降、平日・休日ともに減少傾向にあることが明らかになっています。現場の肌感覚と、調査結果は一致しています。
(出典:国立教育政策研究所 令和7年度全国学力・学習状況調査 https://www.nier.go.jp/25chousakekkahoukoku/ )
4. 「繰り返し学習」が軽視されるようになった矛盾
現在の教育では「考える力を育てる」「暗記より思考力」という流れが主流です。方向性としては正しいのですが、ここで見落とされがちなのが、「思考力の土台には、繰り返しによって身につけた基礎知識が必要」だということです。
九九を瞬時に答えられない子は、文章題をじっくり考える前に計算の途中で力尽きてしまいます。漢字が書けない子は、作文で自分の意見を表現することより、漢字を思い出すことに脳のエネルギーを使ってしまいます。
繰り返し練習は、決して「つまらない単純作業」ではありません。自由に思考を羽ばたかせるための、頑丈な土台づくりです。 この視点を、いま一度見直す時期に来ています。
5. 「速く処理できる」のに、じっくり考えられない脳
今の子どもたちは、動画の早送りやSNSのスクロールなど、膨大な情報をスピード処理することには長けています。しかしそれは、画面から流れてくる情報を「受け取る速さ」であって、自ら「考える速さ」ではありません。
学習に求められるのは、「読んで理解して、自分の言葉で表現する」という能動的な力です。これは日常のスクリーン生活ではなかなか育ちません。速くて強い刺激に慣れた脳は、じっくり活字を読んで考える時間を「退屈なもの」と感じやすくなってしまいます。
6. 体を動かす経験の減少と、学びの「受け身化」
放課後に外で遊ぶ機会が減り、ゲームや動画に時間を使う子どもが増えたことで、体を動かす機会は年々減っています。
実は「体を動かすこと」は、脳の活性化と深く結びついています。自分の手を動かして鉛筆で書く、声に出して音読する、試行錯誤しながら何かを作る。こうした「身体を伴う学び」こそが、記憶の定着や集中力を強力に支えています。
常に完成されたコンテンツを画面越しに「受け取るだけ」の生活が続くと、頭も体も受け身になってしまいます。学力に差がつきやすくなっている背景には、この「能動的に動く経験の欠如」も確実に影響しています。
まとめ:小学生の時期に「能動的な習慣」を取り戻すために
学力差が広がる要因は、社会・学校・家庭・時代の変化が複雑に絡み合っています。だからこそ「これをやれば一発解決」という特効薬はありません。
ただ、一つだけ確実に言えることがあります。小学生の時期に「自分で考えて、手を動かして、声に出す」という能動的な習慣を作ること。これこそが、すべての学びの出発点になるということです。
ご家庭で難しいことをする必要はありません。毎日少しの音読、毎日少しの計算、そして今日あったことの楽しいおしゃべり。そんな小さな積み重ねが、これからの時代を生き抜く本当の知性を育てます。
【メルク英語教室・個別教室・プログラミング教室より】
ご家庭でできることには限りがあります。学校・家庭・教室がそれぞれの役割を担いながら、子どもたちの学びを一緒に支えていけたらと思っています。
【個別教室】 では、学校で省かれがちな「わかった」を「できる」に変えるための、徹底的な繰り返し学習と基礎固めをサポートします。

【英語教室】 では、声に出して読む「音読」を通じて、脳をフル活動させる能動的な英語力を養います。

【プログラミング教室】 では、画面を見るだけの受け身の姿勢から脱却し、「自ら試行錯誤して形にする」能動性を育てます。

「うちの子、このままで大丈夫かな」と感じたとき、ひとりで抱え込まずに、ぜひ一度ご相談ください。松本市(鎌田・島内・島立・田川エリアなど)で、お子さんの学びに寄り添える場所でありたいと思っています。




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