小学生と考えよう:「課金って、お金がかかるの?」ネットの買い物
こんにちは。メルク英語教室の林です。
前回は、サイバーセキュリティについてお話ししました。今回は、もっと身近な「ネットでの買い物」と「課金」について考えてみたいと思います。
子どもたちは、スマートフォンやゲームの操作を覚えるのが早いですよね。でも、操作ができることと、その先で何が起こるかを理解していることは、必ずしも同じではありません。
「買う」を押すと、誰のお金から、いくら支払われるのか。そんな基本的なことを、一度ゆっくり話してみる必要があります。

「課金」とは? 画面の中でも、本当のお金を払います
ゲームやアプリで使う「課金」という言葉。ここでは、アイテムや有料機能などを利用するために、お金を払うこととしてお話しします。
例えば、ゲームのコインや宝石を買うこと。見た目はゲームの中の数字でも、購入には実際のお金がかかります。無料で始められるアプリでも、すべての機能やアイテムが無料とは限りません。
「今、お金を渡していないから無料」というわけではないのですね。
小学生にもある、課金の仕組みを誤解した事例
国民生活センターが2021年8月12日に公表した相談事例には、小学生が友達から、キャリア決済ならお金がかからないと教えられ、オンラインゲームで高額な課金をしてしまった例があります。
キャリア決済とは、買い物などの代金を携帯電話の利用料金などと一緒に支払う仕組みです。無料になるのではなく、支払い方が違うということです。
大人なら分かる言葉でも、子どもには初めて聞く仕組みかもしれません。「課金はだめ」と伝えるだけでなく、「あとから請求が来るんだよ」「家族のお金から払われるんだよ」と、具体的に説明することが必要だと思います。
親の古いスマホでも、課金できてしまうことがあります
東京都が2025年9月26日に公表した相談事例では、小学生の息子が、親から譲られた古いスマートフォンを自宅のWi-Fiにつなぎ、ゲームで課金していました。保護者がカードの利用明細で気づいたときには、合計80万円の請求になっていたそうです!

「もう使っていないスマホだから大丈夫」と思いがちですが、保護者のアカウントや決済情報が残っていると、購入につながる場合があります。渡す前に、次のことを確認しておきたいですね。
保護者のアカウントからログアウトしているか。
クレジットカード情報やキャリア決済が、そのまま使える状態になっていないか。
子ども用アカウントなどを使い、購入・課金に保護者の承認が必要な設定にできているか。
設定方法は端末やサービスによって違います。公式の案内を見ながら確認し、子どもと使い方の約束も決めておきましょう。
スーパーの買い物も、お金を学ぶ機会に
お店で品物を選び、値段を見て、お金を払う。おつりを受け取り、残った金額を確かめる。こうした買い物を、自分でする経験がまだ少ない子もいると思います。
だからといって、買い物の経験が少ないことだけが、課金トラブルの原因だとは言えません。ただ、目に見えにくい支払いの仕組みを理解するために、身近な買い物から学べることはあります。

例えば、予算を決めておやつを選んでもらう。「両方は買えないね。どちらにしようか」「これを買うと、あといくら残るかな?」と、一緒に考えてみる。
現金でもキャッシュレスでも、大切なのは、何を買い、いくら払い、使えるお金がどれだけ残るかを確かめる経験です。
ネットの買い物でも、「全部でいくら?」「送料はかかる?」「一度だけの支払い? それとも毎月?」と、購入前に一緒に確認できます。
間違って課金したときも、すぐ相談できるように
もし間違って購入したり、課金したりしてしまったら。「怒られるから言えない」と隠してしまうことのないように、「困ったら、すぐに教えてね」と普段から伝えておきたいですね。
大人は購入履歴や請求内容を確認し、利用したサービスの公式窓口へ相談しましょう。判断に迷う場合は、消費者ホットライン188から、お近くの消費生活センター等に相談できます。
親子で確認したい、よくある疑問
Q. 無料のゲームなら、課金は発生しませんか?
A. 無料で遊べる範囲と、有料のアイテムや機能がある場合があります。何をすると支払いが発生するのか、一緒に確認しましょう。
Q. 親の古いスマホでも、購入の設定を確認した方がよいですか?
A. はい。保護者のアカウントや決済情報が残っていないか、購入に保護者の承認が必要かを確認してから渡しましょう。
松本市のMUSCAT鎌田ベース、11月オープン
2026年11月、松本市征矢野に「MUSCAT鎌田ベース(マスカット鎌田ベース)」が正式オープンします。
これまでメルク英語教室内にあった個別教室での学習・プログラミングの取り組みを引き継ぎ、この部門の名称を「MUSCAT鎌田ベース」に改めて、新たな学びの場としてスタートします。
マスカット鎌田ベースでは、子どもたちにプログラミングや勉強を教えるだけでなく、プログラミング教室ではコンピューターリテラシーについても、定期的なイベントを通じて教えています。
コンピューターリテラシーとは、操作方法に加えて、情報や仕組みを理解し、安全に活用するための知識や力のことです。ネットの買い物や課金、パスワード、個人情報、AIとの付き合い方など、子どもたちに身近なテーマを大切にしていきます。
便利なものを使いこなしながら、その先で何が起こるかも考えられる。そんな力を、松本市の子どもたちと一緒に育てていきたいと思っています。
場所:松本市征矢野1丁目(アルピコバス山形線「両島口」バス停前)
教室やイベントについては、メルク英語教室までお気軽にお問い合わせください。
メルク英語教室 代表 林英美


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