こんにちは、メルク英語教室の林英美です。
実は私は、教室を立ち上げるまで、学生時代に学習塾に通ったことがありませんでした。
社会人になり、中学で教員をしていた時代に、「この英語力で子どもたちを教えるなんて、あり得ない。」と思い、教員1年目の5月から、仕事帰りに駅前の英会話教室に週2回のペースで通いました。
当時、私が勤めていた中学校には、私以外に英語の教員がいませんでした。新任なのに、英語の教え方を教えてくれる先輩もおらず...。
勤めていた学校の校長先生にお願いしてもらい、近くにあった信大附属中学の英語授業を、一人で見学させてもらいにも行きました。とても参考になったことを、今でも覚えています。
さて、話を当時通っていた英会話教室に戻します。私は主に2人の先生に教わりましたが、アメリカ人だったケビン先生の教え方がとても上手でした。
ケビン先生から学んだのは、、英語の知識はもちろんですが、「授業の教え方」でした。
ケビン先生は、まず受講生たちに他愛もない質問をして、色んな方々にフリートークを促します。それからしばらくして教科書を開くと、既にその日に学習すべき導入部は、フリートークでカバーされていました。ケビン先生の自然な教え方は、さすがだなと思いました。
英会話教室で出会った仲間には、色んな方々がいました。
ラジオのパーソナリティ、
大手企業のエンジニア、
わたしと同じ学校の英語教員、
デパートの販売員、
留学を目指していた社会人等...。
職業だけでなく年齢層も20代から50代までとも様々でした。
「英語がある程度できる人は、こんな田舎にもたくさんいるんだ。」
英会話教室での学習は、それまであまり英会話に関心がなかった私にとって刺激的でした。
時にはクラスの方々と、レッスンが終わると近くの居酒屋やパブへ飲みにも出掛けました。
今思えば、人前で恥をかいてでも、英語を実際に使って試してみることの大切さは、駅前の英会話教室で教わったと思います。
3ヶ月の受講期間が過ぎた頃、初めて英語で夢を見ました。その日、目覚めた時は
「英語で夢を見た!」
と言う事実に、かなりの驚きと喜びを覚えました。
教室に通う子どもたちにも、英語を学ぶことで味わえるような感動と喜びを味わって欲しいと思います。
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